大学受験に効果的な勉強法を解説
どんな大学に行き、どんな勉強をするのかというのは、将来どんな仕事をするのか、どんな生き方をするのかという点においても非常に重要です。
そんな自分の将来を決める大きな分岐点が大学受験です。
高校生の方は、この大学受験に向けてしっかりと準備をする必要がありますが、当然ですが皆さん初めての大学受験であり、どのような勉強法があるのか、どんな順序で勉強すればいいのかなど分からない点も多いかと思います。
そんな不明点に関していろいろと解説していきましょう。
効率的な勉強法や、勉強をするために必要なポイント、さらに大学受験を始めるタイミングに関してなど、気になるポイントを徹底解説していきます。
まずは事前準備をしっかり行おう
大学受験の勉強を始めるといっても、遮二無二取り掛かればいいというわけではありません。
ある程度事前に準備をしてから始めた方が効率よく目標に到達することができます。
そこでまず勉強を始める前に済ませておくべき事前準備に関して解説していきます。
志望校・志望学部・志望学科を決める
まず当たり前の話になりますが、志望校や志望学部・学科を決めましょう。
大学受験の勉強といっても、ゴールがない勉強を続けるのは難しいもの。まずはハッキリとしたゴールを決めることが重要になります。
志望校の決め方は人それぞれですのでいろいろな考え方があります。
入りたい大学がある方はまず大学を決めて、その中でどの学部学科を目指すかを決めればいいでしょう。
将来就きたい仕事や学びたいことがある方は先に学部学科を決め、それから自分の実力なども加味して学校を決めるという方法もあります。
どんな決め方でも構いませんのでまずはゴールを設定しましょう。
ゴールを設定する際は、基本的に1つのゴールにするのがおすすめ。つまり大学受験の勉強を始める前には、第一志望だけを決めるのがおすすめです。
この時点で第二志望、第三志望などを考えてしまうと、勉強を続ける中で第一志望が難しいと感じた時に、第一志望を諦めて第二志望などに目標が変わってしまう可能性があります。
勉強を始める時点から保険を用意すると、それに甘えて勉強が進まなくなる可能性がありますので、まずは第一志望に狙いを定め勉強を始めるようにしましょう。
受験日程を把握する
第一志望が決まったら、第一志望の受験スケジュールを確認します。
大学の受験スケジュールは国公立大と私立大でタイミングが変わります。
また、私立大学でも「大学入学共通テスト」を受験する必要の有無で試験日は大きく変わります。
大学受験の勉強には2つのゴールが必要です。1つは上で紹介した志望校を決めること、もう1つがその試験日を知るという時間的なゴールです。
時間的なゴールと、勉強の成果としてのゴール。この2つを明確にし、そのゴールを目指して逆算して勉強スケジュールを考えるのが重要になります。
自身の実力を正確に見極める
大学受験の勉強のゴール設定ができたら今度はスタート地点を確定させます。
スタート地点とは、現時点での自分の実力がどのレベルかというのを把握することです。
大学受験をひとつのレースとして考えた場合、スタート地点とゴール地点が決まって初めてレースが行えるようになります。
大学受験の勉強を始める前に、模試などがある場合は受験して自分の実力を把握するのも有効な方法。
自分がどの程度の実力で、目指すべき志望校がどの程度のレベルか。
これを知りその差を埋めるためにどのくらいの時間があるのかがハッキリしていれば勉強スケジュールも立てやすくなるでしょう。
大学受験の勉強を始めるタイミングは?
大学受験の勉強をいつから始めればいいか。これは多くの高校生の方がもつ疑問でしょう。
勉強のスタート地点にはいろいろな意見があるかと思いますが、現実的に考えた場合、高校3年生になった春の時点でスタートさせておきたいところです。
大学3年生になって勉強を始める場合の勉強スケジュールのイメージを紹介しておきましょう。
2年生までに習った基礎力確認 | ||
志望学部に必要な教科の強化 模試受験 |
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2年生までに習った基礎力確認 模試受験 |
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志望学部に必要な教科の強化 模試で判明した弱点の補強 模試受験 |
志望学部に必要な教科の強化 模試で判明した弱点の補強 模試受験 |
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1月 | 最後の追い込み 過去問を中心に弱点を克服 |
最後の追い込み 過去問を中心に弱点を克服 |
2月 |
これはあくまでもイメージですが、春のうちに2年生までに習った部分の復習を行い、夏休みに志望学部に必要な教科を重点的に学び、夏休み後半に行われる模試に挑戦します。
夏休み明けからは模試の結果から自身の弱点と思われる部分を強化していく勉強を始め、年内に2度目の模試を受験する。
11月以降は志望校の過去問などにも挑戦しながら、自身の弱点を埋めていきながら本番を迎えるのが理想です。
理想はできるだけ早く
大学受験の入試問題の多くは、高校の授業で習った範囲の知識で解ける問題が出題されます。
そう考えると高校で受けた授業をしっかり理解していれば、ある程度対応できる問題が中心ということになります。
理想を言ってしまえば、大学入試の勉強は高校入学時点でスタートするのがベスト。
1・2年生の時点からしっかり勉強を続けていけば、3年生になってから2年生までの復習をする時間は不要となり、志望校対策の勉強に特化できます。
とはいえ高校入学時点で大学入試をイメージするのは難しいもの。また、高校生活を満喫したり、部活動に力を入れるというのも、今後の人生において重要なことです。
その時間を割いてまで大学受験の勉強をするのは現実的ではありません。
高校1・2年の間も多少は大学入試を意識したいという方は、毎日の授業の予習復習をしっかり行う。
これだけでも3年生になった時の受験勉強が楽になりますので、このあたりを意識しておくといいでしょう。
夏休みスタートまでは間に合う可能性アリ
大学受験の勉強のスタートが遅れたという方も、夏休みスタートまでは十分間に合う可能性があります。
夏休みの内に2年生までに習った範囲の復習をしっかり行い、可能であれば志望学部受験に必要な教科の勉強を進められれば問題ありません。
もちろんスタートが遅れた分、夏休みのスケジュールは少々厳しくなりますが、その点はなんとか努力でカバーしましょう。
夏休み後半になると、多くの予備校で模試が開催されます。理想はこの模試を受験する時点で、ある程度勉強を進めておくこと。
一通り勉強が済んだ状態で模試を受験できれば、自分の弱点が分かるようになります。
あとは秋以降その弱点の克服と、志望校の過去問対策などで十分間に合うでしょう。
大学入試勉強のポイント
大学受験を目指す勉強は長期間の勉強となります。こうした長期間の勉強というのは、高校生の皆さんはあまり経験していないかと思います。
長期間勉強を続けるにはある程度のコツがあります。そんなコツ、ポイントを紹介していきましょう。
毎日続ける
長期間の勉強でもっとも重要になるのが「毎日続ける」ことです。
勉強期間が長いとなると、どうしても「今日は休みにして明日2倍やればいい」という気持ちになりがちです。
しかし、これをしていると勉強が習慣となりにくく勉強効率も下がってしまいます。
とはいえ、毎日数時間しっかり机に向かうべきという意味ではありません。
高校3年生といっても部活動や家族・友人との予定もあるかと思います。こうしたものをすべて諦めて勉強をする必要はありません。
ただし、どんなに忙しい日でも疲れている日でも、寝る前に15分でもいいので教科書やテキストを開く時間を確保しましょう。
仮に15分でほとんど勉強ができなかったとしても問題ありません。大切なのは毎日続けるということ。
人間の脳みそは、新たな知識を仕入れただけではなかなか記憶として定着しません。
新たに得た知識は繰り返し活用することで記憶として定着するようになります。
そのために重要なのが毎日続けるということ。記憶を定着させる意味でも、勉強を習慣づける意味でも重要になりますので、意識して行いましょう。
基礎学力は非常に重要
大学受験の勉強をしていると、普段学校で受けている授業よりもレベルの高い勉強をしているように感じられるかもしれません。
しかし、レベルの高い問題といっても、重要になるのは基礎学力です。
日本の学校教育のカリキュラムは理にかなった順序で学べるように考えられています。
高校3年生で習う内容を理解するには、2年生で習った知識が重要になる。こうした流れで考えられています。
つまり高校2年生までに習った知識がどれだけしっかり理解できているかで、高校3年生の勉強、さらに大学受験の勉強が進むかどうかが決まります。
どれだけ難解な問題でも、まず重要なのは基礎学力。この点を意識しておくといいでしょう。
2年生までに習う基礎学力が不足した状態で大学受験の勉強を進めても、どこかで必ず躓きます。
2年生までに習った範囲を軽視せず、まずはしっかり基礎作りから始めましょう。
苦手な科目は時間を多めに確保
これは当たり前の話ですが、苦手科目の勉強時間は多めに確保する必要があります。
そのためには自分の実力をしっかり把握しておくのも重要です。
特に国公立大を目指す方はこの点を意識しておきましょう。国公立大を受験する場合には主要5教科を平均的に高めておく必要があります。
理系の方は国語系の科目や社会の科目、文系の方は数学や理科系の科目をしっかり補強しておかないと合格は難しくなります。
自分の学力に適した参考書を見つける
大学受験を目指す場合、参考書などを用意して学ぶかと思います。
大学受験向けの参考書は、市販で多数発売されています。重要なのは自分の学力に合った参考書を見つけることです。
多数発売されている参考書にはいろいろな特徴があります。
もちろん書いている内容のレベルの違いもあり、あまりにレベルの高い参考書を手にしても、何を書いているのか理解できないということも起こりかねません。
まずは自分に合った参考書を用意する。自分のレベルが上がって物足りなくなったら新たな参考書を探すというのがおすすめです。
無理な勉強スケジュールは立てない
大学受験を目指すとなると、どうしても無理なスケジュールを立てがちですがこれはNG。
スケジュールは実行できて初めて意味があるものですので、実行できるスケジュールを立てましょう。
それでは勉強時間が足りないという場合は、勉強時間を増やすより、勉強効率を上げることを意識した方がいいでしょう。
勉強スケジュールの立て方は、大きなものから立てていくのが基本。まずは1ヶ月ごとのスケジュールを立て、そのスケジュールを消化できるように1週間単位のスケジュールを組みます。
さらに週間スケジュールに基づいて毎日のスケジュールを立てるのが基本です。
スケジュール通りに勉強が進まないと、モチベーションは徐々に下がっていきます。
モチベーションが下がると勉強効率も落ちますので、良いことはありません。まずは実行可能なスケジュールを組む。これを意識しましょう。
スキマ時間を有効活用する
大学受験の勉強時間は多いに越したことはありません。そこで活用したいのが毎日のスキマ時間です。
毎日の通学電車やバスの中、入浴中の時間など、生活をしているとどうしてもスキマ時間が発生します。こうしたスキマ時間を勉強時間にすることができれば、より勉強効率は上がります。
ちょっとした時間に勉強する。このイメージをもっておくことをおすすめします。
大学受験の勉強法とメリット
大学受験を目指す勉強法は大きく分けて3つ。自宅で一人で学ぶ独学か、通信講座を受講するか、塾や予備校に通学するかです。
まずはそれぞれのメリットを紹介しておきましょう。
独学 | ・マイペースで勉強できる ・自宅で勉強できるため通学時間がいらない |
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通信 | ・マイペースで勉強できる ・主に自宅で勉強できるため通学時間がいらない ・専門講師の授業を受講できる |
予備校通学 | ・専門講師の授業を受講できる ・周りにライバルであり仲間がいるためモチベーションを維持しやすい |
それぞれの勉強法にメリットがありますが、それぞれの勉強法の特徴などを紹介しておきましょう。
独学の場合はモチベーション管理に注意
大学受験を目指す方の多くが採り入れているのが独学でしょう。
何より自宅でマイペースで勉強できるのが大きなメリットであり、部活動をしている方などにもおすすめの勉強法です。
ただし、自宅で一人で勉強を続けるというのはなかなか根気のいることでもあります。
勉強に対するモチベーションの維持が難しいというのが大きなデメリットでもあります。
自分が「勉強をする」と強く思わなければ続きません。また、勉強していく中で理解が難しい壁にぶつかった場合、自分自身で解決しなければいけません。
勉強が順調に続かないとどうしてもモチベーションは下がります。
モチベーションを管理する方法をしっかり用意できる方、地道な作業が得意な方におすすめの勉強法といえるでしょう。
自宅で専門講師の授業が受けられる通信講座
自宅で一人で勉強するという点では独学と同様ですが、大きな違いは専門講師の授業を受けられるという点。
授業が受けられるということは、理解しにくい壁の乗り越え方がひとつ増えるということ。
また、理解しにくい部分自体があまり出てこないという事にもなります。
もちろん自宅で一人で勉強するのと同様に、モチベーション管理という問題は残りますが、独学よりも多くの方に適した勉強法といえるでしょう。
通学可能圏内に予備校があれば通学はおすすめ
こちらも大学受験を目指す方が多く利用している勉強法といえるでしょう。
専門講師の授業をライブで受けられるメリットは大きく、また周囲にライバルであり仲間がいるということもモチベーションの面では有利になります。
ただし、デメリットがないかというとそうではありません。
まず、通学可能な圏内に予備校や塾があるかどうかという問題。都市部の住宅街であれば多くの塾や予備校が選択肢に入りますが、地方部では自由に選べるというわけにはいきません。
また、通学圏内に塾や予備校があっても、通学時間が必要になります。通学時間は単なる移動時間となってしまうと、時間の無駄という見方もできます。
さらに言えば部活動をしている方などは、そもそも塾や予備校に通学する時間が確保できないという問題も。
塾や予備校に通学するのは確かに効率の良い勉強法ですが、ある程度条件がつく勉強法といえるでしょう。
効率的に学ぶなら通信講座がおすすめ
大学受験の3つの勉強法の中で、より多くの方におすすめできる勉強法は通信講座を受講することでしょう。
大きな条件もなく、日本全国どこに住んでいても均等に受講できるのは大きなメリットです。
さらにおすすめとなる理由を細かく解説していきましょう。
独学と通学の良いとこ取りが可能
通信講座を受講するというのは、マイペースで学べるという独学のメリットと、専門講師の授業が受けられるという通学のメリットを両方含んだ勉強法です。
通学時間は不要ですし、理解しづらい部分はしっかり解説してもらえる。大学受験の勉強をするうえで理想的な勉強法ということができます。
時間と場所を選ばず勉強が可能
通信講座のメリットは時間や場所を選ばず勉強できるという点。PCやタブレット、スマホがあれば、いつでもどこでも勉強を始めることができます。
勉強する時間を他の人に決められる通学や、勉強のために重い参考書や問題集を持ち歩く必要がある独学とは違い、気軽に勉強を続けられるのも大きなメリットです。
eラーニング教材があればスキマ時間が勉強時間に
スマホやタブレットを使い、時間や場所を選ばず勉強することを「eラーニング」といいます。
このeラーニング教材が充実しているのも通信講座の特徴。もちろんeラーニング教材に注力している講座を選ぶ必要はありますが、eラーニング教材が充実している講座であれば、毎日の通学時間など、ちょっとしたスキマ時間もスマホひとつ、片手で簡単に勉強を進めることができるでしょう。
まとめ
大学受験の勉強はできるだけ早く始めるのがおすすめ。とはいえ3年生になってからでも十分間に合います。
大学受験の勉強法は主に3種類ですが、おすすめの勉強法が通信講座を受講すること。通信講座の中ではフォーサイトのManaBunがおすすめです。
ManaBunでは大学受験の対策講座はもちろん、2年生までに習った部分の復習ができる講義も受講可能。主要教科はすべてカバーしています。
このManaBun自体がスマホで受講できるeラーニング教材ですので、いつでもどこでも勉強可能。さらにすべての講座を見放題で月額550円(税込)ですので、使いやすいのが特徴です。
大学受験の勉強時間は多すぎるということはありません。毎日のスキマ時間を有効活用できれば、勉強効率を高め、より学力アップを図ることができます。
ManBunが気になるという方にはまずは無料トライアルがありますので、そこで使い勝手や講義内容を確認してみましょう。