勉強するときは姿勢も大事?いい姿勢を保つメリットを解説

「自分の姿勢が悪くなっていないか気になる」「勉強時にいい姿勢って大事?」などと考えていませんか。

実はいい姿勢を保つことで、普段より勉強への集中力を保つことができます。この記事を参考にすれば、正しい姿勢がわかり、学習効果アップにつなげられるでしょう。

今回は勉強時の姿勢について気になる人のために、正しい姿勢のとり方をまとめました。いい姿勢のメリットや、それにつながる習慣も述べます。

勉強時の姿勢について

勉強中は集中力が続かないことや、体の疲れなどに悩む人が多いでしょう。

こうした悩みは姿勢が原因という可能性があります。悪い姿勢が生むデメリットを考え、姿勢改善に着目しましょう。

勉強時の悩みは姿勢が原因かも?

「勉強の集中力が続かない」「すぐ疲れる」「肩こりが気になる」など、勉強中のコンディションについて悩んでいませんか。

これらは姿勢の悪さが原因かもしれません。姿勢が良くないと体の調子が崩れやすいからです。

姿勢改善により体の調子が整い、勉強に対して気持ちも前向きになるでしょう。

学習の効率を上げるだけでなく、普段の健康的な生活でも重要です。実りのある日々を過ごすためには、姿勢改善からアプローチしてみましょう。

イスや机が原因で姿勢が悪くなることも

姿勢が悪い原因に、イスや机も考えられます。これらが体のサイズに合っていないと、無理な姿勢になりやすいからです。

机のサイズに対してイスが高すぎたり低すぎたりすると、無理な姿勢を強いられます。

一方でイスに対して机が高すぎたり低すぎたりしても、勉強に集中しづらいでしょう。

結果的にこうしたバランスの悪さによって、姿勢悪化につながるかもしれません。

勉強のためにイスや机を買い替える必要があるかもしれません。自身の体格から、学習場所のバランスを整える工夫が大切です。

どうしても勉強するときに無理な体勢になるなら、道具を買い替えるとよいでしょう。

悪い姿勢が生むデメリット

悪い姿勢が生むデメリットは、印象の悪さや健康面への影響です。

たとえば猫背がくせになると、学校や仕事でも相手から見た印象が悪くなるでしょう。

「覇気がない」「不健康そう」などと思われ、コミュニケーションに影響が出ます。

勉強中は机の上のテキストに集中するあまり、猫背になりがちです。

テキストを見るときもアゴを引いて視線を落とすようにしましょう。なるべく背中を曲げないことが大切です。

姿勢が悪いと筋肉や骨盤の歪みなど、健康に悪影響を及ぼします。こうした不健康な状態が長期間続くと、体調不良や病気の原因になるでしょう。

資格試験や受験には健康管理も重要です。そのためには、姿勢の改善が課題になります。

いい姿勢とは

いい姿勢のポイントは、背中を垂直にしてアゴを引くことです。教材を見るときに下を向くのは最小限にとどめましょう。理想の姿勢について、3つのポイントに分けて解説します。

背中が垂直に

勉強中は背中が垂直になるよう意識しましょう。背筋がまっすぐに伸びた状態をイメージするだけで、姿勢が良く感じられます。

イスに深く腰かけることも忘れないでください。なるべく背中の位置が背もたれに近いことが重要です。

背筋に触ってみながら上体の位置を調整し、筋肉が柔らかくなってところで止めましょう。

試験本番のコンディションだけでなく、そのあとの人生を元気に生きるためにも、背筋を伸ばす習慣は重要です。

勉強に追われておろそかになる人は多いので、今すぐの改善がおすすめといえます。

アゴを引く

背筋を伸ばしたままアゴを引きましょう。少し二重顎になるぐらいが理想です。

実は、スマートフォンやパソコンのキーボード、テキストなどを見るときに、頭が傾いている人が多いといえます。

これは猫背につながるので良くありません。

正しいアゴの引き方は、首と頭ごと後ろに引くことです。アゴだけを引こうとすると、頭が前に突き出します。

これは不自然な姿勢になり、いわゆる「ストレートネック」の原因にもなります。

ストレートネックは頭が突き出した不自然な姿勢が続いた結果、首が前に突き出た状態です。

これは首こりや肩こりの原因になります。勉強時の不自然な姿勢で首や肩を痛めないように、アゴの引き方には気をつけましょう。

首を下に向けるのは最小限に

首を下に向けるのは、最小限にとどめてください。下に向けすぎることで、背筋が曲がることがあるからです。

学習用のノートを机に置くときは、どうしても視線が下に向く場面が多いといえます。

通信講座でパソコンやスマートフォンを使っているときも、ツールに集中するあまり、正しい姿勢を維持することがおろそかになるでしょう。

しかし机に目を向けるときは首の動きを最小限にとどめ、背筋を守りましょう。

時々、首とともに背筋が曲がらないように注意してください。姿勢を悪く感じたら、すぐに立て直すのが賢明です。

いい姿勢を保つメリット

いい姿勢を保つことのメリットを3つ挙げます。集中力のアップや健康管理のしやすさ、イライラの解消です。

勉強の集中力が上がる

姿勢を良くすることで勉強への集中力が上がります。きれいな姿勢を守り続ければ、血流が安定するからです。

血流の安定はリラックス効果を生み出します。長時間の勉強をするときは、せめて気分だけでもなるべくスッキリした状態を守りたいところです。

勉強中は、ときどき姿勢に気を配りましょう。

姿勢改善により血流が安定すれば、勉強だけでなく仕事にも集中できます。

健康管理に効果的

健全な姿勢は健康管理に効果的です。きれいな姿勢を長時間続けることで、体調が優れた状態をキープできるでしょう。

一方で、姿勢が悪いと体に余分な負荷がかかります。自身では楽な姿勢だと思っていても、筋肉や骨が過剰な負担を受けているのです。

こうした状態が長期間続くと、体調不良の原因になります。

男女問わず体の調子が悪いと悩む人は多いとでしょう。こうした悩みは勉強に悪影響です。

悩みを解決するうえでも、姿勢改善は重要になります。

イライラも解消できる

姿勢改善によってイライラも解消できます。勉強でうまくいかなくてイライラするときも、姿勢の悪さが原因かもしれません。

正しい姿勢になれば副交感神経が活性化します。この神経はリラックスするためにおいて重要です。

スッキリした精神状態ならば勉強もそれほど苦にならないでしょう。そうした意味でも姿勢改善でイライラを避けることは可能です。

難しい問題に取り組むときなどは、ストレスがたまる場面も多いでしょう。

しかし、いい姿勢を意識すれば、ストレスマネジメントがうまくいきます。

勉強時の姿勢における注意点

勉強時の姿勢を守るため、気をつけるべきポイントを3つ紹介します。

照明器具の交換、寝転んで勉強しないこと、勉強場所をたまに変えることです。それぞれを意識することで、いい姿勢を保って勉強を続けられます。

照明器具を変えてみる

勉強時に正しい姿勢を保つには、照明器具もチェックポイントです。照明が暗すぎると文字やイラストなどが見えづらく、対象に目を近づけすぎてしまいます。

これによって姿勢が悪くなっているかもしれません。スマートフォンやパソコンを暗い場所で使っていると、目が疲れたり、視力が下がったりします。

照明の質が悪かったり、調子が悪かったりするときは、買い替えましょう。

理想の照度は500~1000ルクスなので、商品情報を見てこの範囲内に当てはまるものを選んでください。

テキストやeラーニングなどの内容が見やすくなるように、照明の明るさにはこだわりましょう。

寝転んでの勉強は逆効果

寝転ぶと姿勢が楽になると考える人もいるようですが、勉強の効率から考えると逆効果です。

楽すぎる姿勢が多いとすぐに眠たくなったり、正しい姿勢に体がなじまなくなったりします。

ベッドや床に寝転ぶことが多い人もいるでしょう。しかし、これらは休憩のときだけにとどめてください。

あくまでもイスに座り、机を使って正しい姿勢で勉強することにこだわりましょう。

楽すぎる姿勢にこだわらず、きれいな体勢で机に向かう方が、勉強のモチベーションを守るうえで効果的です。

勉強場所を変えてみる

時には勉強場所を変えてみることも重要です。自宅だけでなくカフェや図書館に勉強グッズを持ち込むことで、気分を変えられます。

周囲の視線もあるので、いつもよりも正しい姿勢で勉強を進めるきっかけにもなるでしょう。

自宅では、勉強机だけでなくたまにはリビングに向かうだけでも効果的です。

防水型のスマートフォンを持っているなら、お風呂の中でeラーニングをしてもよいでしょう。

このように場所替えによる気分転換で、姿勢をキープしながらの勉強が苦にならなくなります。

いい姿勢を保つポイント

いい姿勢には2つのポイントがあります。日ごろからの習慣や、自分に合うイスや机の選定です。それぞれの詳細を解説していきます。

日ごろからの習慣

日ごろからの習慣が姿勢の良さを決めます。勉強だけでなく仕事やテレビを見るとき、外で歩くときなど、さまざまな場面で良い姿勢が習慣につながります。

勉強中は教材やデジタル機器を見る際、前かがみになりすぎないように気をつけましょう。他にも休憩中のストレッチによって姿勢改善を望めます。

仕事でデスクワークをするときも正しい姿勢は重要です。歩くときも背筋を伸ばすように意識すれば、健康管理に役立ちます。

このように姿勢に関する習慣が、試験本番に向けた体調管理につながるでしょう。

自分に合ったイスや机

正しい姿勢で勉強を進めるなら、イスや机も重要です。特に、サイズが自身の体格と合わないときは要注意といえます。

机に合わせてイスを選ぶ方が、コストを低く抑えられます。高さや奥行きを調節する機能があるものがおすすめです。

他にも座面の硬さや背もたれの形状が体にフィットすることもチェックしましょう。ひじかけの有無にも気をつけてください。

勉強に使うイスの選び方は、以下のリンクに詳細が書いてあります。こちらも参考にして、理想の一品を選びましょう。

勉強するための椅子選びとは?ポイントや注意点を詳しくご紹介

まとめ

効率よく勉強を進めるには、正しい姿勢が重要です。きれいな姿勢を保つことで、勉強に対するモチベーションを高くキープできます。

逆に、姿勢が悪いと健康に悪影響が出て、勉強への集中力も切れやすくなるでしょう。

姿勢を意識した習慣が、効率のいい勉強を促します。勉強に身が入らなかったり、コンディションが良くなかったりするときは、姿勢改善を試してみませんか。

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