「英語が話せるようになりたい！」「でも勉強が辛くて続かない」などと考えていませんか。

英語の勉強を習慣にしたい人のために、おすすめの勉強法を紹介します。この記事を読めば、英語をメキメキと上達させるヒントが分かるでしょう。

英語の独学では何がポイントか

英語の独学は自分のペースで進められるメリットがありますが、モチベーションの維持がしづらいというデメリットもあります。

メリットを生かしながらも、デメリットに対処する方法を実践できなければ、独学は成功しないでしょう。

英語の独学の特徴を踏まえつつ、乗り切るためのポイントを解説します。

メリットは自分のペースで進められること

独学のメリットは自分のペースで進められることです。

語学学校や英会話教室は授業・レッスンの開始時刻が決まっているので、生活をそこに合わせなければなりません。

しかし独学なら朝から晩までのうち、好きなタイミングで勉強を始め、一度あたりの時間も自主的に決められます。

自宅学習ではスマホやiPadを使い、英語学習アプリにアクセスすると、より進めやすいでしょう。
通勤時間やお出かけ先でもスキマ時間を使い、ちょっとした英語のステップアップができます。

以上から自分のペースで最初から最後まで勉強できるのは、独学の良いところです。

デメリットはモチベーションの維持がしづらいこと

英語の独学のデメリットはモチベーションの維持がしづらいことです。
学校のように時間が決まっていないので、面倒と先延ばしにしても、注意してくれる人がいません。

また勉強法が正しいか分からなくて、モチベーションが下がる可能性にも注意しましょう。

独学における大きな課題は、先延ばしのくせです。
しかしこれは効率的な勉強法を使い、特定の時間には英語学習と関係のないことは一切しないなど、マイルールを守り続けて対処できます。

一方で勉強法が間違っていると気づかず、学習が辛くなる点も気になるでしょう。
これには定期的な目標を作り、自身がどれだけ達成できるかの位置確認を行いましょう。テストの繰り返しにより、その時点での学習法の正しさが分かります。

独学ではモチベーションの維持が課題なので、適切な対処法をやり続けましょう。

英語の独学を乗り切るポイントは？

英語の独学を乗り切るポイントは3つです。定期的な小テスト、しっかりとした勉強計画、具体的な目標設定です。

英語の達成度を実感するには、テストを行いましょう。たとえばスマホやiPadなら、テストのある英語学習アプリですぐに実力確認できます。しっかりとした勉強計画も重要です。

たとえば1日の勉強時間だけでなく、単語学習に集中する曜日や、TOEICの過去問を解く日などを決めることで、毎日の勉強にメリハリが出ます。

学習過程では具体的な目標も設定しましょう。たとえばTOEICのハイスコアが現在580点で、800点を最終目標とするなら、いつまでに600点や700点を超えるかという中間目標を決めてください。

テスト、勉強計画、目標設定という3つの徹底が、独学を成功させるポイントです。

習得に必要な勉強時間

英語をマスターするには、どれだけ時間がかかるか分からない人も多いでしょう。
この章ではマスターに必要な勉強時間を解説し、達成するまでの理想的な道のりを見ていきます。勉強時間の目標と達成時期の設定から、正しい学習計画が分かるでしょう。

日本人の英語マスターは2,200時間が相場

日本人が完全に英語をマスターするには、2,200時間が相場です。

これは英語をゼロから覚える場合の数字ですが、それでも時間の多さに気が遠くなる人もいるでしょう。

しかし日本人は学校教育で約1200時間にわたり英語を学んでいるので、社会人としてはあと1000時間あれば、完全にマスターできるといわれています。

従って、まずは1000時間をいつまでに達成するかという計算で学習計画を立てるとよいでしょう。

1日2時間の勉強を約3年続けて2,200時間に達する

ゼロから英語を習い始め、合計勉強時間を2,200時間にするには、1日2時間の勉強で約3年かかる計算です。
これは毎日朝晩1時間ずつの勉強を繰り返すだけで達成できる計算です。

学校教育分の約1,200時間を差し引き、1,000時間を目標にすると、3年計画なら1日1時間で達成できるでしょう。
1日に2時間というスタンスを変えなければ、1年半程度で充分です。

いずれにしても英語をマスターするには莫大な時間がかかります。それでも毎日朝晩1時間のように無理のない計画を続けても、長くて3年で達成できるでしょう。

スキマ時間の活用も有効

1日2時間の勉強時間を確保するには、スキマ時間の活用も有効です。たとえば15分ずつを4回繰り返すだけでも、勉強時間は1時間になります。一回15分だけでよいと考えれば、気分は楽になるでしょう。

スキマ時間には、通勤時間の電車内や仕事中の休憩時間があります。
スマホやタブレットが防水型なら、お風呂に入っている間もアプリで勉強できるでしょう。このようにスキマ時間のチャンスも多々あるので、積極的に使うことが重要です。

勉強時間は無理なく積み立てることが大切

英語をマスターするには莫大な時間が必要ですが、それでも勉強時間は無理なく積み立てる意識が大切です。

社会人としては、たとえば1日8時間のように、あまり多くの時間を勉強にさこうとするのは避けた方がよいでしょう。
自身や家族の時間が犠牲になりすぎるからです。他にも1日に長く英語に触れなければいけないという義務感を重く感じ、英語に飽きてしまうかもしれません。

英語の独学のモチベーションを保つには、朝晩1時間のように、無理のないスケジュールでコツコツと進めてください。

語彙力トレーニング

英語の独学では、語彙力が特に重要です。単語と意味の組み合わせだけでなく、文脈の中での使われ方とセットで覚えれば、語彙力を増やせるでしょう。語彙力トレーニングのコツを紹介します。

言葉は使い方とセットで学ぶと効果的

英語は使い方とセットで学ぶと覚えやすくなります。単語の意味の組み合わせだけを覚えようとする人がいますが、それだけでは不十分です。
実際の文脈の中で新しい単語を覚えれば、正しく意味をとらえられるでしょう。

たとえば新聞やネットニュースでは、ほとんどの記事であなたの知らない単語が出てくるでしょう。
その中で単語を調べ、文脈の中での使われ方を知れば、記憶に残りやすいといえます。以上から英語は意味だけでなく、使われ方もセットで覚えましょう。

単語帳は例文のあるものを選ぶ

語彙力を増やすために単語帳を使う人も多いといえますが、その場合は例文があるものを選びましょう。
新しい単語の例文があれば、意味だけでなく使い方もセットで覚えられるからです。

単語帳に例文があれば、語彙力だけでなく話す練習にもなります。たくさんの例文を読むことで、英語の文法や発音も定着しやすいでしょう。
新しい単語を前後の文脈とセットで学べば、効率良く学習できます。

単語帳は例文のある方を選ぶことで、語彙力アップにつなげやすいでしょう。

2,000語レベルまでは単語帳で集中的にインプット

英語を勉強し始めたら、2000語レベルまでは単語帳で集中的に覚えてください。語彙力が全くない状態では、英語を読んでもほとんど分からないからです。

しかし2000語レベルの英語をマスターすれば、英文を読むと文法や発音などを勉強しやすくなります。

文法や発音も、言葉のイメージができて初めてマスターできるからです。2000語レベルを超えたら、例文や文章を読み込むことで、知らない単語を取り込む勉強法に変えていきましょう。

単語帳は2000語レベルまでは集中的なインプットに専念し、それ以降は例文を意識して覚えるために使ってください。

発音トレーニング

英語は正しい発音をマスターすることも重要です。仕事や旅行などで外国人とコミュニケーションをとるときは、正しい発音で話さないと相手に伝えられません。
自己流だと間違った発音を覚えたまま気づかないので、正確にマスターするように努めましょう。

正しく発音しないと英語を理解できない

英語は正しく発音しないと理解できません。単語や文法さえ分かれば相手に伝えられると思う人もいるでしょう。
しかしネイティブの外国人にとっては、相手が間違った発音をしていると、何を言っているか分からないのです。

海外旅行や留学、仕事を視野に入れて英語を独学するなら、発音のマスターにも時間を使いましょう。

「R」と「L」の違いや、「ð」「 ʃ」のようなアルファベットではない発音記号、単語同士の音のつながりなど、日本人が注意しなければならないポイントはさまざまです。

以上の注意も踏まえで、英語は普段から正しく発音するように努力しましょう。

発音記号だけでなくフォニックスを学ぼう

発音をマスターするには記号だけでなく、フォニックスを学びましょう。フォニックスはアルファベットの正しい発音を学ぶ方法です。
たとえばABCは本来「エー・ビー・シー」ですが、フォニックスでは「ア、ブ、クッ」と覚えます。

基礎はアルファベット26文字にそれぞれ応じたフォニックスを学ぶことです。

ひととおりマスターしたら、次は2文字の組み合わせによる特有の発音ルールを学習しましょう。このような特殊な発音ルールを学ぶことで、正しい話し方が身につきます。

発音記号だけでなく、発音の仕方を意識するためにフォニックスを学ぶと得です。

英語特有のリズムを学ぼう

英語特有のリズムを学ぶことが発音トレーニングのポイントです。イントネーションやアクセントなど、英語の発音ならではの現象を意識しましょう。

リズムに慣れるために、最初はゆっくりと正しく話してください。発音の練習では教材の音声を何度も聞き、マネをする意識を持ちましょう。
イントネーションやアクセントを意識して繰り返すことで、英語になじみます。

英語のリズムは日本語と大きく異なることに注意です。教材の音声を真似ながら、イントネーションやアクセントをものにしましょう。

ニュースで覚える

本格的な英語の独学には、ニュースが役に立ちます。英語の聞き取りや単語のマスターに、ニュースは効率的だからです。

キャスターの発音を真似ることで、ネイティブの話し方にも近づけるでしょう。英語ニュースの利用法をまとめました。

英語ニュースで勉強効率をアップできる

英語ニュースを習慣化すれば、勉強効率をアップできます。ニュースのおかげで知らない単語もたくさん覚えられるからです。

ニュースでは専門用語に限らず、ビジネスでよく使われる単語もたくさん登場します。海外の出来事をチェックすることで、ビジネスでの会話のネタも仕入れられるでしょう。
海外生活を意識する人にとっては、日本とは違った文化を知るチャンスにもなります。

ニュースから英語を学べば、語彙力を上げるだけなく、異文化の知識を深められるでしょう。

初心者向けは「Time For Kids」

初めて英語ニュースを見るなら、「Time For Kids」はいかがでしょうか。
こちらは英語圏の子ども向けニュースですが、大人でも英語を知らない人にとっては役に立つからです。

子ども向けなので簡単な単語で構成された文が多いのが特徴です。
多くの人は英語に難しい表現が多すぎて挫折しがちですが、Time For Kidsなら基礎的な英文が中心なので、勉強のモチベーションを保ちやすいでしょう。

以上からTime For Kidsは、英語ニュースの習慣化にふさわしいといえます。

日本語で予備知識があるとニュースを理解しやすい

ニュースの内容がなかなか入ってこないと思ったら、対象の話題を日本語でチェックしてみましょう。
海外のニュースが扱う話題のうち特に政治や経済関係は、日本語のサイトで訳されていることが多いといえます。

ニュースの予備知識を日本語で仕入れてから、英語版を読んでみると、内容が頭に入りやすくなります。
文脈から専門用語の意味が分かったり、登場人物の説明が英語でも分かりやすくなったりするからです。

日本語で予備知識を得てから英語のニュースに入ると、内容が分かりやすくなり、効率の良い独学になります。

オンライン英会話

英語の話し方をマスターしたいなら、オンライン英会話を利用しましょう。
時間を問わずに使えるサービスも増えてきたので、自宅学習に最適なツールです。オンライン英会話のメリットを踏まえながら、理想的なサービスを選んでください。

オンライン会話のメリットは？

オンライン会話のメリットは主に2つあります。時間を問わずパソコンやスマートフォンで受講できることや、無料で利用できる教材が多いことです。

パソコンやスマートフォンさえあれば、早朝や深夜でも英会話を始められます。
英会話学校に通うのが面倒だと思っている人でも、好きな時間に準備をしてレッスンを始められるのが便利です。

他にも無料で使える教材の多さにも注目してください。
オンライン英会話に入会すれば、用意された教材には別途費用がかかりません。そのためコストパフォーマンスの高さも期待できます。

英語の独学を助けるうえで、オンライン英会話のメリットには要注目です。

オンライン英会話を選ぶポイントは？

オンライン英会話は、講師陣の国籍の多さやレッスン環境、カリキュラムの質などから判断しましょう。総合的なクオリティが高いところを選べば、上達を期待できます。

在籍する講師陣の国籍数は、オンライン英会話を選ぶうえで重要視してください。国籍によってリズムが違うので、さまざまなイントネーションを学ぶうえで大切だからです。

環境としては公式サイトのレイアウトの見やすさや、講師とのレッスンスタイルを見ましょう。
レッスンは講師が在宅またはオフィスから行います。

しかし講師が自宅から指導する場合、ネット環境が悪いとスムーズに進められないので注意してください。
他にも教材の充実度をチェックすることで、良質なオンライン英会話を見分けられます。

オンライン英会話選びでは、講師の国籍数を念頭に置きながら、クオリティの高さを見極めましょう。

レッスン以外のポイントにも注目しよう

オンライン英会話ではレッスンのしやすさに注目する人が多いといえますが、それ以外のポイントにも注目しましょう。
動画や音声教材の使いやすたに加え、ブログ記事もポイントになります。

たとえばオンライン英会話で英語学習に関する動画が充実していれば、正しい勉強法のマスターに役立つでしょう。

音声教材はリスニングやスピーキングを中心とした英語上達で重要です。他にも英語学習に関するブログ記事があれば、耳よりな情報を仕入れられます。

オンライン英会話は英語の話し方だけでなく、英語学習に関する大切なアドバイスを受けられるところを重視しましょう。

まとめ

英語を完全にマスターするには2,200時間かかりますが、3年計画で無理なく進められるでしょう。
そのためには語彙力や発音を着実に学習していき、英語ニュースにもチャレンジしてください。

オンライン英会話で英語を話す力も鍛えられるので、積極的に活用しましょう。
このように英語を上達させるには、語彙力や発音を中心に、計画的な勉強を続けることが重要です。

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