《総評》

昨年度と比較して、個々の問題の難易度は一部を除いてそれほど高くはないものの問題の計算量等が増え、全体としてはやや難化したといえるだろう。特に第1問は例年に増して計算量が多く、ここで時間を使ってしまった受験生も多かったのではないだろうか。また、第3問の問1など初見の問題に対する思考力が問われる東大らしい問題も出題された。一見難しそうだが考えてみると意外と簡単であったりするので、東大地学では見た目に惑わされずにまずは少しは考えてみてもらいたい。

第1問
《出題分野》恒星
《難易度》やや難
《講評》

重力波と系外惑星という最近話題のテーマを扱った問題となっており、興味を抱きながら解き始められたのではないだろうか。しかし問1はやや繁雑な計算が多く、手ごわかったかもしれない。問題で与えられた条件を見落とすことなく、しっかりと計算しよう。一方問2の計算問題はより単純で、さほど苦労することはなかったかと思う。着実に得点したい。生命が存在する可能性のある太陽系の衛星は、やや盲点だっただろうか。

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第2問
《出題分野》地球のエネルギー収支・大気の運動
《難易度》標準
《講評》

問1はエネルギー収支の問題。同じ小問でいくつかの要素が問われていることがあったが、漏らすことなく回答できただろうか。計算はそれほど煩雑ではないはず。問題の要求するところをよく読み取って、着実に得点を重ねたい。問2は、(3)が考えさせられるか。ほかについては落ち着いて取り組んでほしい。

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第3問
《出題分野》地震・鉱物・地球の内部構造
《難易度》やや難
《講評》

問1は隕石落下による地震という目新しい問題だが、前半は地震の基礎的な問題である。後半は多少細かい考察が必要になるため、グラフを用いて丁寧に考える必要がある。問2は(2)などやや細かい知識が問われる問題があり、(5)の4行記述も考えると難易度は高めであっただろう。(3)、(4)の計算の問題を確実に押さえておきたい。

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